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ログ倉庫に使っています。ジャンルはケモノ過多かつ、同人要素強めです。お気を付けを。
叶わない願い3





「んっう…」
息をつぐのも億劫だった。いったいどれくらい嬲られ続けているのだろう。熱が体を冒している。
仰向けに寝転がされ、腰の下にクッションを挟まれたままフォックスの両手は軽く縛られベッドボードにくくりつけられている。
足を大きく開かされたフォックスの小さな蕾に埋め込まれていたのは、無神経で機械的な振動を繰り返す玩具だった。
「クク」
ウルフが指を伸ばしてその器具を軽く動かす。
「は、ぁ…ぁ」
フォックスは顎をのけ反らせた。
「ココか?」
憎らしいほど正確にフォックスの感じる部分を探り当て内部の突起をあてがう。じんわりと押しつけられ、振動が微妙に変化した。
「ひ…」
カチ…ッ
その小さな音がすると同時に、細かい震えを見せていた玩具が叩くような強い震えに変化する。
フォックスは全身を硬直させた。その刺激からわが身を守ろうと。
だが、悔しい事に自分の体は、その振動から愉悦がもたらされる事を知っていて、フォックスの意思とは関係なくきゅぅうっと肉の壁を引き絞り始める。
ウルフに犯されるようになってから覚えこまされた快感。
「あ、あ、あぁああっ」
振動に合わせて自分の声がもれる。なんと恥知らずな声を出しているのだろう。ウルフが笑いながら言ってくる。
「ハ、テメェのその声、…そそるぜ」
…ウルフは何を考えているのだろう。
これまで媚薬を使った交尾ばかりだったのに、今日はそれを使ってこなかった。
今までウルフは、フォックスを昇天させ、快楽で屈服させようと、ためらいもなく媚薬を使ってきたのに。
フォックスは唇を噛んだ。ヒクヒクと勝手な痙攣が太股に走り、射精感がこみあげてくる。
「も、もうやめ…」
フォックスは切れ切れにもらした。ウルフはフォックスの反応が面白いと言った風に、体内に埋め込んだ器具で狙いすました場所をぎゅうぎゅうと押してくる。
「ひ、ぃ、いっ…ッ」
「やめろ?お願いですから、もっとしてください、の間違いだろ」
軽い笑いが投げかけられる。
「いい恰好だな」
つかんだ器具を動かし、フォックスの下肢をいたぶりはじめる。
「…はぁ、…っ」
ウルフの指で操られた器具は、不躾な振動で、ことさら執拗にフォックスの肉の一点を穿つ。ゆっくり、ゆっくりと。
やがて、くりくりと変化していたそこが脈打ち始める。
「…く、うぅぅ」
フォックスはわずかに残った理性で歯を食いしばった。体はがくがくと揺れ、嵐の中の船のようだ。きんと硬く反り返った勃起が首を振っている。
乱暴な器具に蹂躙されている後ろからは、体の奥を叩くような重い快感。苦痛でさえあった。
いつまで自分を保っていられるだろう…ウルフが手を緩めるはずもない。絶望的な気がした。
「言ってみろ」
声音だけは優しいウルフの囁きに、頭が撹乱させられる。
「……な、に…」
「俺に犯られるのが死ぬほどイイと、言ってみろ」
「いや、だ」
「強情な奴だな」
ずるり、と、内臓のすべてを引きずり出されたかのような衝撃で後ろの器具が引き抜かれる。
ぬぽっ…。
器具を引き抜けば、粘膜は名残を惜しむように絡んで、赤く色づいた内部を露出させた。
フォックスは息を止め、押し流される意識をなんとか保とうとしているらしい。
ウルフはその場所にそっと触れた。
「く、ふぅ…」
器具による強すぎる刺激に飽きていたに違いなかった。その証拠に、荒々しい振動のかわりに与えられた指先に、フォックスの肉はとろけるように絡んだ。
「…いい反応だ」
指先で軽く音を立てながら嬲る。
「はぁ…ぁ、…ぁぁ」
フォックスは、それでも快楽に堕ちない気でいるらしい。自由にならない身をよじって、体を縮こまらせて逃げようとする。
「逃げんな。…悦くしてやる」
硬く反り返ったフォックスの勃起が、触れて欲しいのか首を振っている。だがウルフはそこに触れる気はなかった。
「…ぁ」
フォックスの内部、ふくれたそこをじんわりと指の腹で押してやった。

イかせる寸前で取り上げて、イかせない。

焦らされ、嬲られ、フォックスは自分を失う一歩手前だ。
一方ウルフは冷静なままだ。狂っていく自分を観察するのはさも面白いだろう。
それを、悔しい、憎らしいと呪いながらも、ウルフの蛮行をフォックスはなぜか拒絶できないでいるのだ。
全身がとろけるような解放感。それは勝負とはまた違う、生きているからこそ感じられる興奮と愉悦をフォックスへ強制的に与えた。
勝ち誇ったような顔でウルフは言う。
「欲しいんだろ」
フォックスは首を横にふる。
「素直になってみろ」
指先で、勃起のてっぺんをはじかれる、大きな手で包まれる。解放させる気がないむず痒いような愛撫。
相変わらずフォックスの中にはウルフの指が入りこんでいる。フォックスの快感を誘い、焦らすようにある一点で留まったまま。
「は、ぁ…っ」
ウルフの目を見る。自身の目に哀願をにじませてもダメだった。はっきりと言葉にしなければ、ウルフは納得しないのだ。
「…もう…ウル…」
「ダメだな」
即座に却下される。
「テメェがイく場所はどこだ」
ぶるるっとフォックスは震えた。
「尻穴でイくことを教えてやっただろう」
くっと曲がった指が、さらにフォックスの裏を押す。

裏側。

そう、裏側を思う存分嬲って欲しいと。
なんと浅ましい願いを持たされるようになったのだろう、この体は。
不意にぞっとする。その願いを口にしてしまったらどうなるのか。
このオレが。
しかも終生のライバルと定めた男に。
その男はどうだ。氷のように冷えた目で、爛れた快感に打ち震えている自分を見下ろしているのだ。

「どうして欲しいか言え」
耳元で囁かれる熱い声は酷く慈悲にあふれていて、思わず願いを口にしてしまいそうだった。
体はどこもかしこも脈打って自由にならない。
拡げさせた足をウルフの指がスッと撫で上げる。
フォックスは顎をのけ反らせるようにしてベッドへ後頭部を擦りつけた。
ぞくぞくと快感が皮膚から脳髄にじかに伝わってくる。
よだれが、口の端から垂れていく。閉じるのも億劫だった。
「おら…」
ウルフの指がフォックスの裏側をコリコリと擦りたててくる。
「あ!はぁ…あ、…ぁあ」
滲んだ視界。ウルフが自分を覗き込んでいる。
そのすました赤い目の底に、情欲の焔がある事に気がつく。
ふふ……お前だって。すました顔して苦しいくせに。
そんな皮肉で溜飲を下げる。
覗き込んでいるウルフの前がフォックスの腰に触れていた。
熱く硬く、脈打っている。フォックスはその硬いものに腰を擦りつけた。限界だった。
「たの…ここに…、ウル」
フォックスはもう、言葉さえまともに話せなくなっていた。
滲んだ視界の中、ウルフの唇が吊りあがる。

お前、なんて顔してるんだ。
人でも殺したみたいに……。

まるで以心伝心したかのように、体を裏返される。撫でまわされた尻。ウルフの手が温かい。
フォックスは我知らず尻を突き出し、受け入れる体勢をとった。
すでにとろけきっている尻の穴はだらしなく口を開けているに違いなかった。
ウルフは確かめる事もせず、ひたりとそこに熱いものを押しつけてくる。
その硬さにひくりと背筋が震えた。
「ぁ…、ぅぁあああっ…っ!…ッ」
ごりりと音がしそうなほどだった。
器具で散々慣らされ、指でも焦らされ、熱く腫れぼったくなった内側をウルフの熱さが擦りたてていく。
「は…きつい、な」
どこか嬉しそうにウルフはそう言った。
フォックスは、ずりりと中を擦りながらゆっくり押し入って来たウルフを、自分の肉壁で痙攣するように締めつけながら、ようやく射精を許された。
「ぁう…あぁああああぁぁ」
熱くて重くて、頭も腰の奥も全て解放されるような愉悦。
ウルフの硬い先端を、その肉の奥で受け止める。ぞくぞくと性器の内側を駆けあがる熱いもの。体の外に飛び出していく。
射精は長かった。出し切ってもまだ出し切れていないような、重くて甘い痛みで全身が痙攣している。
「どうだフォックス」
ウルフが何か言っている。フォックスは口をパクパクさせた。息が出来なくなった魚のように。
そうして今度はウルフが己の欲望を遂げようと律動を始める。
散々に敏感にされ開発された場所を突かれるたび、フォックスののどからは声にならない声があがった。
「ひぅ、ひ、あ、あ、あぐ、うあっ」
背中にのしかかりながら、ウルフがフォックスの耳をくすぐるように息を吹きかけてきた。
「おまえな、しらねぇだろうけど、もう逃げられねぇんだぜ」
逃がさねぇけどなとウルフがつぶやく。
「ふ、ぅ…?」
ウルフの動きが止まる。
「テメェのアーウィンな、爆発炎上しちまってよ。それに巻き込まれてニュースではおまえが死んだ事になってるぜ」

…!?

耳を疑うような情報だった。

だからなのか。
誰も助けにきてくれない事実。

「……うそ、だ…」
「世間さまはつめてぇよな。だが事実だ」
薄々勘付いていたんだろ、とウルフが静かに言う。
「3ヶ月も経っちまったからな…」
もうそんなに経っていたのか。
時間の感覚が壊れてしまったフォックスはその情報にも驚く。
「…俺の物になれよ」
そう言ってウルフが律動を再開する。
「ひ、ウルッ、やめ」
「ずっと養ってやる。飛びたくなったら一緒に飛んでやる」
だから俺の物に。
フォックスの弱いところを強く突きあげ、己を叩きつける。
「ぃやだ…いっ、ヤダ…ッ…~~ッ!」
心は嫌がっているのに体が言う事を聞かない。
「ふ、ぅ…!」
ガクンガクンと揺さぶられながらフォックスはウルフに押し上げられるようにまた射精した。
それと同時にウルフをきゅぅうと締めつける。
「そのまま締めてろよ…っ」
そう言うとウルフの濃い精液がフォックスの中へそそぎこまれた。



俺が死んだ…?

ウルフの精液を体内で受け止めながら、フォックスは茫然とした。

俺は…まだ生きてる…のに

弛緩した全身に、重く、ゆったりとした喪失感が拡がりだした。
パイロットの乗っている機体が墜落し爆発炎上すれば、それすなわち死を意味する。
そんなことよくわかっている。
しかし自分自身がその対象となるとは考えてもみなかった。

ウルフは……自分を逃がす気はない…

俺、おれは…






************



それからもうどれくらい日がたったか分からない。
まだ数日なのかもしれないし、もう数ヶ月はたったかもしれない。
フォックスは今もウルフに犯され続けている。

もう逃げようともしない。もちろんウルフが逃がす気がないのは当たり前だが。だから手足の拘束も必要なくなっていた。
コロニーの中を自由に行き来して出歩いている。必要なものがあれば手下が調達してくるし、たまにウルフとの戦闘機での模擬戦などもやったりしている。
そうしてウルフが望めば、望みのままに抱かれるのだ。

一つ何か大きく変わったと言えば、フォックスの目に、光、が無くなったという事だけだ。
何度も繰り返し行われる媚薬を使った性行為による調教と、ただただ過ぎていく穏やかな日々。自分は世間ではすでに死人扱いという喪失感。

そうしてフォックスは何かを深く考えると言う事をやめてしまっていた。











「…っン…っぃ、…デっ…る…ッ」

コロニー内のウルフの寝室で。
ウルフに茎をくわえ込まれ喘ぐフォックスがいた。
唾液で濡れた幹を、包皮ごと少し強めに扱かれるその手の感覚に腰が自然とびくついてしまう。
絶頂の予感に、がり、と男の盛り上がった肩口に爪を立てる。
そしてあの弾けとぶ感覚にそなえる。
「…っ…ぁっぁっぁっ…ッ――――っぇ?」
登りつめた、と思った瞬間だった。
「…っ…ぁ…ぇ…?」
びくびくと腰は痙攣するのに下腹部の熱は飛散しない。
股間を見るとウルフがぐっと根元を握りこんでいた。
「…なんで…っ?…」
我慢ができずウルフの手を取り外そうとするが、手で押しとどめられ、また先端を咥え込まれる。
「っ…ハァー…っァっ…ッィ…っ」
弾ける、という表現が最も似合うほどに限界まで立ち上がった場所を吸われる。
びくびくっと跳ねた脚が、無意識にウルフの体を蹴っていた。
頭を掻き毟りたくなるような極悪な快楽に、フォックスは後頭部をおもいっきりベッドに押し付けた。
「~~…ッィク…ッ…イク…ッ」
頭の螺子が外れたみたいに何度も口走るけども、実際に解放はおとずれない。ウルフの手が、解放を阻止している。
「ァァ…っいきっ…たい…っ…イかせ…ッ」
後ろにねじ込まれているときも掠れた声で同じ単語を連呼してねだった。まだ後ろに射れられてもいないのにフォックスはうわずって鳴き声をあげる。
くちゅくちゅと先端を潤すように舐めていた口がフォックスからはずされた。
と、今度は後ろの穴に、にゅぐぐ、と二本の指の束がそこを割り開いた。散々慣らされたフォックスの中は、簡単にウルフの指を飲み込んでゆく。
長く太いウルフの指の圧迫感に背筋がひくついた。
根元まで埋められた指が、内側をひっかく。
「…ァ…ぃー…っ…ィ…ッ」
鈎状に指を曲げられるたびに、空気を含むぬかるんだ場所がぐぷぐぷと音をたてる。
ぐりゅっと内側の膨らみを潰されて、フォックスは背をのけ反らせながら鳴き声をあげた。
「――――っ…ぃっ…くゥ…、…ッ」
シーツをつかんで歯を食いしばり、下半身に力を入れるけど、
「…はぁッ…ァ…ッ…ぅぁ…ッ」
根元を拘束されたフォックスに解放の兆しはない。腹につかんばかりにのけ反った先端の口が、ぱくぱくと魚のように喘いでいた。
(イけない…ッ)
「…っァァッ?」
熱を放出する場を見失って痙攣する場所をまた指が擦る。
「…ーっ…ひ…っ…ぅ…ッ…ッ」
後ろの刺激だけでも辛いのに、今度は後ろに指をいれ、そこを強く擦りあげたまま前を咥えられる。
「…っもッ…やめっ…く、ゥぁあ…ッ」
腰から下が甘美な感覚に押しつぶされる。
前から後ろからの容赦ない攻めに頭がおかしくなると本気で思えた。
「…っはず…て…ッ手…っはずし、テ…くれ…ッッ」
顔を涙と涎でぐしゃぐしゃにして懇願した。
それなのにウルフは手を緩めない。
埋め込んだ指先で前立腺を押し上げながら、口にしたフォックスの先端のスリットを小刻みに蹂躙する。

尿道の焼け付く感覚。

「…っ…っ……ッ」
びくっびくっと、声も無くフォックスは絶頂に達した。
射精をしなくても、男もエクスタシーに達する事をフォックスは身をもって知った。
だがこれは実に質が悪い。たとえ感覚だけで達しても、何かを放出したわけではないので熱は腰の所で溜まる一方だ。
じりじりと焦らす様な感覚に、はやくそれを打ち消す感覚が欲しいと体が勝手に揺れてしまう。
パタパタとフォックスの尻尾は勝手に揺れ、それを見たウルフは口角を吊り上げて笑みを浮かべた。
「…ルフ…ゥルフ…ッ」
フォックスはウルフの名を呼びながら、自分の根元をつかんで放さないウルフの手を両手で掴んで腰をゆらゆらと揺らす。
もう我慢できないのだ。
早く早く。そのあつい熱でこのじれったい感覚を打ち消して欲しい。
そんなすっかり調教されきったフォックスを見て、ウルフはククッと笑って耳元につぶやいてやった。
「我慢できねぇのか…フォックス…?」
笑いながらフォックスの脚を掴み持ち上げる。ぐち、と入り口に先端を押し当てて、息を吹きかけるようにフォックスの耳にささやく。
「射れて欲しかったら、それらしい言葉でおねだりしてみろ…」
低く耳元でささやかれ、フォックスは耳をへたりと垂らしながら言う。
「…っそんなの…言えな…ッくぅ…ッ」
言い終わらないうちに軽くウルフの先端が中へと侵入してくる。
カリのところだけ。その状態でウルフは腰を止め、もう一度ゆっくりフォックスに言い聞かせた。
「俺の、中を、ぐちゃぐちゃに突いて下さい。…だろ?」
ウルフは露骨で下品な言葉をわざとフォックスに言わせようとする。口にする事で、体も精神もウルフの思い通りに堕落する。
促すように言われ、フォックスはろれつの回らない口でその言葉をウルフの言ったとおり繰り返した。
「…ッひ、ぁ…お、れの…かを、ぐちゃ…ちゃに…ッつて下さ――ぁあああぁああッ…!」
言い終わらないうちにウルフが腰をぐんっと突きこんできた。
ぐちゃっと、媚肉が激しい音をたてる。
「…ァー…っァー…ッ」
根元までずっぷりと挿し込んだ男根を前後左右にそのまま小刻みに揺らす。
「ほら…ここだろ?」
そう言ったウルフが、フォックスの一番弱いところを捏ねるようにして突き上げてきた。
「~~…ァ――――…ッ」
また、感覚だけでフォックスは絶頂を迎える。
「…っ…ッ……ッ!」
もう苦しい。いつまでたってもウルフはフォックスに完全な絶頂は与えようとしてくれない。もう股間の感覚が無い。
「イきたいか?」
「…っ」
ウルフの言葉に咽喉を鳴らしてうなずく。
それを見たウルフはフォックスの手をとり、自分で自分自身を握りこませた。
フォックスは困惑した様子でウルフを見る。
「握ってろ」
「…ッなんで…っ」
やっと解放し、イかせてくれるのではないのか…?
いまにも泣き出しそうなフォックスの表情を見てウルフは苦笑した。
「一緒にイきてぇんだよ」
つまりそれまで我慢していろと言う事だ。
「できるな?」
「…ッ」
返事は返ってこなかったが、必死にうなずくフォックスを見て満足したウルフは、大きく腰を動かし始めた。
「――――…ッ!…ッ」
手加減無く猛った男根をねじ込まれた。
一気にペニスから欲液が迸りそうで、フォックスはしがみ付くようにそこを握り締めた。
くく…と咽喉の奥でウルフが笑うのが聞こえる。
「…我慢しろといったのに、先から零れてるぞ」
どれほど我慢しても、とうの昔にフォックスのそこは限界を超えているのだ。
ずちゅっとまたねじ込まれ、締め付けているはずの所からとろりと液体が溢れ出す。
「…っもう少し我慢しろと、言っているだけだろうが…ッ」
「…っひ…ぁ…ッ」
「それもできないなんて、困った淫乱だな…ッ」
ウルフの腰の動きが一段と早くなる。
「ァァァァァっァっァッ――――…ッ」
フォックスは息をつくことも出来ずに、ただ激しい抽挿に高い喘ぎを漏らす。
「もっ…むりッ…ムリッァッァッァ―――…ッ」
どくんと押し寄せてくる感覚に身を押し上げられ、びちゃびちゃと粘度の高い飛沫を腹や胸、そしてウルフの腹にぶちまけてしまった。
壊れたように痙攣し、止めどなく白濁の液を漏らす。
「ァー…ァ……ァ………ッ」
ようやく達する事ができた射精の感覚。それと共にウルフの粘度の濃い精液が中に注ぎこまれて。
荒い呼吸に肩を揺らしながらぐったりとベッドに体を沈ませて絶頂の酩酊感に酔いしれる。
そんなフォックスを見ながら、射精の余韻が終わったのかウルフは体を起こし、フォックスの中から男根を抜いた。
そしてフォックスを自分と目が合うように起こしあげる。
放心したように自分を見つめてくるフォックスにウルフは訪ねた。
「フォックス……お前の大切なもんはなんだ…?」

大切なもの…?
ウルフの問いかけがよく分からず、フォックスはぼんやりと思考する。

大切なもの…

大切なもの…

大切なもの…

…分からない…
俺は何が大切だったんだっけ……

いったい…なにが…

大切なもの…


大切な…


…。



そうだ。俺の大切なのは――



「俺が大切なのは、ウルフ」
フォックスはウルフの紅い瞳を見ながらにこりと笑った。
そしてすがり付くように首に両手を回してしがみ付いてくる。

「…よく、分かってるじゃねぇか…フォックス」

それを聞いたウルフは酷く嬉しそうに、そして…少し悲しそうに笑ったのだった。





こいつの目にはもう俺しか映っていない。

やっと手に入れた。

――俺のものだ。




                 End
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璽聖
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非公開
自己紹介:
ケモノを心から愛す。ケモナー。だが人間も心から愛す。ドラゴンとか爬虫類とかも好き。
つまりはどれもうめぇ←
脳内で考えていたことがそのまま絵に現れてくるので、奇奇怪怪な絵を描くことがある。
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