【warmth cycle】
ウルフはコーネリアの街を一人歩いていた。
街は年に一度のクリスマスに浮かれている。
獣人と言えどこの時期は寒さがこたえる。コートとマフラーをしっかりと体に密着させ、目的の店を目指した。
なぜコーネリアに来たのかというと、ウルフはある物を買うためにやって来たのだ。
フォックスとは夜の8時にステーション前で待ち合わせをしている。今は7時……待ち合わせまでまだ時間があるため、一人で目的の物を買いに来た。
およそウルフには似合わない……アンティーク調のその店に原始的な開き戸を押し開けて入る。店の中に入り、品物をゆっくりとながめていく。そして一つの品物に目を留めた。
(あいつに…似合いそうだ)
かつて…、もう随分昔のことだが……ウルフはフォックスを力ずくで手に入れた。
嫌がる彼を力ずくで。
フォックスに嫌われる事は承知の上での行為だった。たとえその事によりフォックスが己の事を恨もうとも。フォックスを手に入れればそれでウルフは幸福だったのだ。
あれからもう何年たっただろう。アンドルフによるライラット系をかけた大戦のすぐ後の事だったから……もう12、3年はたっただろうか?
フォックスは今も自分のそばにいる。
なんで今も俺のそばにいるんだ? と聞いたら、「俺の勝手だろ」とフォックスは顔をそらして照れたようにして答えた。
その答えだけでウルフは満足だった。そっと抱きしめると小さなキツネはいとも簡単にウルフの腕の中に包み込まれた。
そして、本当にウルフはフォックスを手に入れたのだった。
品物をそっと手にとって見る。すると熊の店員がウルフに声をかけてきた。
「いらっしゃいませ。何をお求めですか?」
ウルフはわずかに笑みを浮かべて答えた。
「これを…包んでくれ」
分かりましたと言って、店員はウルフの手から受け取り、店の奥へと入っていく。しばらくしてきれいにラッピングされた物を持って戻ってきた。料金を払いウルフはそれを受け取る。一言礼を言ってウルフ店を出た。
店の外に出ると今年初めての雪が降ってきていた。吐く息が白い。道行く者たちも寒そうに息を吐いたり、恋人同士くっついたりしている。
時計を確認するとまだ7時を少し過ぎたばかりだった。待ち合わせ場所までゆっくり歩けそうだ。静かに降り積もっていく雪を眺めながら歩いていく。
今日は、ある事をフォックスに伝えるためにウルフの方からフォックスを誘った。
ウルフが一度もフォックスに言っていない言葉。
「お前は俺のものだ」とか、そういう言葉は今までたくさん口にしてきたけれど。
「好きだ」と――。
そうフォックスに伝えた事はなかった。その事につい先日気がついた。
そして言わなければ、と思い立ったのだった。
せっかくのクリスマスだ…あらためて気持ちを伝えるのに適している。
そしてフォックスに連絡を入れ、夜8時にステーション前で待ち合わせする事を伝えたのだった。
降り積もる雪の上。ブーツで踏んだ積雪がキシキシと鳴り、街の中にウルフの足音を響かせていく。
脇にラッピングされたのを抱えて――と言っても抱えるほど大きい物ではないが――ウルフはぼんやりとおそらく律儀に時間より早く来て待っているであろうフォックスの事を考える。
寒さで細い体は震えているだろう。鼻も赤く(?)なっているかもしれない。見つからないように後ろから忍び寄り、抱き締めてみるか。そうしたら驚いて飛び上がるだろう。
ウルフは想像上の事にくっくっと笑いをこらえる。早く、早くステーションに行かなければ。
そして笑いをこらえながら、ふと目線をあげると、道の前から一人のトラの子供が歩いてくるのが目に入った。年は15歳ぐらいか。
トラの子はうつむいて歩いている。ウルフに気がついていないのか……このまま、まっすぐ歩くとぶつかってしまう。
しかたなくウルフは道のわきに避けるようにして歩いた。
すると、それに合わせるように、子供はウルフ目掛けて走り出した。
なぜ、と考える間もなく子供はウルフの体に体当たりしてくる。
ドンッとぶつかられたウルフは眉を寄せた。
なぜだろう。
自分の腹から鋭い痛みが這い上がってくる。
子供はゆっくりウルフから離れると、歓喜したような表情をした。その手には血で濡れたナイフが握られている。
「やった…!」
トラの子はやりとげたような顔をしていた。
ウルフは即座に理解した。自分は今、この目の前の子供にナイフで腹部を刺されたのだと。
とっさに押さえた刺口からは暖かな血が流れ出始める。黒いコートを着ているためまったくと言ってよいほど目立たないが、確実に血は滴り始めた。
油断していたとウルフは頭の中で呻いた。
「なんでテメェみたいな餓鬼が俺を…」
こんな子供に恨みを買われる覚えなどない。
少々混乱した頭で問うと、トラの子はウルフを睨み付けて吐き捨てるように言った。
「なんで、だって!?僕の父さんを殺しといてよく言うよ…!」
トラの子は、ウルフが続きを問う前にまくし立てるように言った。
「父さんはコーネリアのパイロットだった……その父さんをウルフ・オドネル…!!お前が12年前の大戦のとき、空で撃ち殺したんだ!!」
なんという皮肉だ。撃ち殺されるから逆に撃ち殺す。それが戦場。それが戦場で生きるということだ。
あの大戦でウルフは数え切れないほどのコーネリア兵を葬った。殺らなければ、自分が殺られるからだ。その中の内の一人の兵士の子供が、今になって仇討ちにやって来たのだ。
トラの子は吐き捨てるようにして言った。
「11歳の頃、父さんの友人だった人にその事を聞いた……その時からお前をこの手で殺す事だけを…父さんの仇を取る事だけを考えて生きてきた」
しゃべっている内からトラの子の瞳は潤んでくる。
「痛いだろ……でも父さんはもっと痛かったはずだ…!!」
この騒ぎに、やっと道行く人たちが異常事態に気がつき、駆け寄ってくる。
大柄な男が一人、トラの子を後ろから羽交い絞めにして動けないようにした。ウルフは立っているのが辛くなり、雪の上にひざをつく。
放せ! とトラの子は叫び、男の腕の中で動きもがいた。
「なんでだよ…ッなんでお前だけ幸せそうにしてるんだよ…!!」
すでに号泣している子をしり目に一人の女が急いで補導隊と医療班に連絡を取る。
…壮絶な現場だが、ウルフは一つの事しか考えていなかった。
血が…流れてく…。俺は…………死ぬのか。
――フォックス…。
………。
…行かなければ。あいつに伝えなければ。
ウルフはゆっくりと立ち上がろうとする。周りにできていた人だかりがどよめいた。一人の背の高い犬の男がウルフに近寄ってくる。
「お、おいあんた…大丈夫なのか?」
そして傷口を押さえ、膝をつき、ハァハァと息をついているウルフの顔を近くでまじまじと見た男は、ぎょっとした顔をして一歩後退した。
「お、お前…ウルフ・オドネル…!?」
男の言葉に人だかりがざわつきだす。
「ウルフ・オドネルだって…!?」「あの悪党が…?」「なんでコーネリアに…」「なんだ…刺されたの、悪い奴だったの?」「…天罰だよ…」
そんな言葉が聞こえ、少しずつ人々がその場からウルフを妙な目つきで見ながら離れていく。
ウルフはわずかに苦笑した。
いつものウルフならばここで睨みをきかせ、二度とそんな言葉が言えないように知らしめる所だが、今のウルフでは苦笑する事しかできなかった。
補導隊と医療班がようやく到着する。
泣くトラの子を捕らえ、補導隊はその場を去った。そして医療班はウルフの元へ駆け寄ろうとする。
だがそこにウルフの姿はもうどこにも無かった。
道の上に足跡と血が点々と残っており、一人で歩きどこかに行ってしまった事がわかる。
この出血量で歩くなんて無茶だ、と医療班の一人が叫び、急いでウルフを探したが――。
降り積もる雪にウルフの足跡はかき消され…その姿を発見する事はできなかった。
ウルフは裏路地をふらふらと歩いていた。
キシ、キシ、と足で踏むたびに雪が音をたてる。
はぁはぁと吐く息は白く、体がどんどん冷えていくのを感じた。
あいつに――
あいつに言わなければ。
本当に大切な事を。
本当に大切な言葉を。
何にも飾られていないそのままの言葉を。
呼吸をするたびに腹の底から激痛が体全部にしみわたっていく。
思ったよりも傷は深いらしく、どんなに手で押さえて止めようとしても、傷口から血が流れていく。
積もった雪の上を一歩進むごとに、雪の上に血がしみこんでいく。
ふとフォックスのために買った物がなくなっている事に気がついた。どうやらさっきの騒ぎのときに落としてしまったらしい。だがもういまさらあの場所に戻り探す体力など無い。
視界が薄らぼんやりと、ぼやけてきている。
足がもつれて、すぐ横にあったレンガの壁にぶつかり、息をついてもたれかかった。
頼む、俺の体よ。
もう少しだけ動いてくれ。
あいつに伝えたいんだ。
あの時、無理やり手に入れてしまったからこそ。傷付けてしまう事ばかりだからこそ。
伝えなきゃならねぇんだ。俺の口からちゃんと。
ウルフは壁にもたれている体を無理やり引きはがし……ふらりとまた歩き出す。
雪降る中。
点々と道の上に血の跡が残り、ウルフの体は雪の中に消えていったのだった。
「遅いなぁ…ウルフ」
フォックスは時計塔の下に寄りかかって立ちながらつぶやいた。
約束の時間を30分も過ぎている。連絡無しに遅刻した事などあまり無いので、フォックスは変だなぁと首をかしげた。
フォックスの目の前を楽しそうに笑いながら恋人達や家族が通り過ぎていく。恋人達は腕を組んで歩き、子供は親に買ってもらったプレゼントを嬉しそうに抱えている。
街中がキラキラとイルミネーションでライトアップされ、夜なのに昼のように明るい。その中に一人たたずんでいると、なんだかすごく寂しくなってきた。
「ウルフ…」
ぽつりとまたウルフの名をつぶやいていた。降ってくる雪が耳に当たり、冷たくてしかたが無いのでフードをかぶる。
狐特有のふさふさした尻尾に、雪が軽く積もるように乗っている。その雪を軽く尻尾を振って落としたとき、やっとウルフが道の向こうから歩いてくるのが見えた。
名前を呼んで手を振ろうとしたが、なんだかウルフの歩き方がよろよろとしていて、一度上げた手をなんとなくおろしてしまった。
目の前に来たウルフはフォックスに苦笑するように笑いかけた。
「わりぃなフォックス…ちっとめんどくさい事に巻き込まれてよ…」
フォックスはウルフを見上げながら笑った。
「あんまり寒いから冬眠するかと思ったよ」
実際しないけどとフォックスが笑うと、ウルフも小さく笑って、フォックスを抱きしめた。突然抱きしめられたのでフォックスは驚いて目を見開く。
「……やっぱ…お前は……暖かいな」
穏やかにウルフはつぶやく。ウルフの胸に引き寄せられ、どぎまぎとあせりながらフォックスは口を開いた。
「そういうウルフは体が冷たすぎるぞ…! って言うか、なんかウルフ、服が濡れてる…水溜りにでも突っ込んだのか?」
黒いコートがなんだかジットリとしていて、変なにおいがする。なんだっけこの匂い…。
フォックスが考えている間に、ウルフはフォックスに謝ってきた。
「…本当は…今日はお前に渡してぇ物が…あったんだけどな……来る途中で失くしちまった…」
「そんな事は気にするなよウルフ…というかそろそろ放してくれ…俺たち雄同士なんだから皆が見てるだろ…っ」
恥ずかしがって動き出すフォックスをウルフはさらに力を込めて抱く。
いったいどうしたと言うのだ。
ちょっとウルフが変だ。
そっと顔を上げると、ウルフのコートをつかんだ自分の手が見えた。その手は赤い手袋をつけたように、毛並みが血で赤く染まっていた。
「え……?」
何がどうなったのかうまく理解できない。ウルフのコートが血で濡れている。なんで? 誰の血? …コートに穴が開いている。
動揺してフォックスはウルフの顔を見た。ウルフは相変わらず強くフォックスを抱いているせいで、表情がよく見えない。
ぽつりとウルフがつぶやいた。
「……フォックス…」
名前を呼んだかと思うと、そっと顔に手をそえ、フォックスを上向かせる。
ウルフの口が近づいてフォックスと重なった。…触れるだけのそのキスは冷たく…悲しい血の味がした。
「…………きだ………フォ……クス……」
ウルフからの初めての言葉にフォックスの体は固まる。
そしてフォックスの背中に回されていた腕が、だらん…と垂れる。それとほぼ同時にウルフの体は傾き、フォックスの横にドサンッと倒れこんだ。
「……?……ウ、ルフ?」
ウルフが倒れこんだ雪が……静かに朱色に染まっていく。
……?
どうして?
なんでウルフは血まみれで俺の目の前に倒れているんだ?
倒れたウルフをフォックスは軽くゆする。
「ウルフ…?…冗談はやめろよ…」
ウルフの目は開かない。
「…こんな所に倒れていたら…風邪引くよ……?」
答えてはくれない。
「…ウルフ……」
呆然と目を見開いたままフォックスは固まった。
異常な状態だと気がついた猫の親子がフォックスの元へと駆け寄ってくる。
何かをフォックスに叫んでいるが、フォックスには何も聞こえなかった。ただただウルフしか目に入ってこなかった。
どれくらいの日にちが経ったか。
フォックスは病院のベッドで静かに眠るウルフのそばのイスに座っていた。
あのあと、猫の親子が医療班を連絡で呼んでくれ、間一髪、ウルフは一命を取り留めたのだった。
だがいまだに意識を取り戻さないでいる。
医療班の調べで、この傷は誰かに刺されたものだという事が分かり、ウルフが病院に運ばれるまでにあった事件と照らし合わせ、子供のトラの犯行だと断定された。
その事はフォックスにもすべて知らされた。
ウルフが眠り続けている間、フォックスは街中を歩き回ってある物を探した。
それはウルフが落として失くしてしまったという自分へのプレゼント。
どうしてもそれを見つけたかった。
そして探し始めて3日目に、植え込みの中に隠れるようにして落ちている物を見つけた。おそらくトラの子に刺され、体当たりされた時に落としてしまったのだろう。
それを大事にかばんの中に入れ、フォックスは病院のウルフの眠る部屋へと駆けていった。
そして今、イスに座り、目の前にウルフが眠っている。
フォックスはかばんの中から探してきた物を出し、ウルフの枕元に置いた。
「見つけたよウルフ」
きれいに赤い包装に金色の布リボンでラッピングされ、ほんの少し血痕が残るプレゼントを見る。
結構小さい。
…いまここで…開けてもいいだろうか…?
中身が気になる。
でもウルフが目を覚ますまで中を見るのはやめる事にした。
それにしても…とフォックスはつぶやく。
どうして刺された時、そのまま病院に運ばれなかったのか。
なぜこんなにも無理をして自分の所まで来てくれたのか。
まさかあの言葉を伝えるためだけにやって来てくれたのだろうか。
フォックスは涙を浮かべながら笑って言った。
「俺も…好きだよウルフ」
無理やり抱かれたあの日。
抱かれる事が苦痛以外の何物でもなく、フォックスは辛くて辛くてしかたがなかった。
なぜこんな仕打ちを受けるのか…こんな仕打ちを受けるほど自分はウルフに嫌われていたのか…それともただの遊びでこんな事をされているのか……いろんな感情が、ぐちゃぐちゃになって辛かった。
だが、それ以上に…ウルフの方が辛そうな顔をしていた。
辛いのはフォックスであり、ウルフは辛くはないではないか。
だが事が終わるまでの間ずっとウルフは辛そうな表情をしていた。
なぜそんな表情をする…?
ウルフ…?
……ウルフも辛いのか…?
そしてフォックスは知った。
ウルフは決して痛めつけるためだけや遊びで自分を抱いているのではなく、本当に好いてくれているからこそ、辛そうにしているのだと。
そしていつしかフォックス自身、ウルフの事を好きになっていったのだった。
決して抱かれた感情でほだされたのではなく……もしかしたら、抱かれる前からウルフに惹かれていたのかもしれない。
フォックスはウルフの額の毛並みをなでながらつぶやいた。
「ウルフ…早く目を覚ませよ……病院のベッドの上にいるウルフなんてなんだか似合わないよ…」
夜。
ウルフはふと目を覚ました。
「……?…」
あたりを見渡して病院のベッドの上だと理解する。
自分のベッドに突っ伏すようにしてフォックスが眠っているのが目に入る。
「…そばに居てくれたんだな…」
そっとフォックスの頭をなでると、フォックスがピクリと身動ぎし、目を覚ました。
「あ…ウルフ…っ……目を覚ましたんだ」
「ああ…色々とすまなかったな…」
そこでウルフは枕元に置いてある物に目を留める。
「これ…見つけてきたのか?」
「うん。なぁ開けてみていいか?」
いいぞと言い、ウルフはそれをフォックスに渡す。包装を取ると中から出てきた物は、指輪、だった。
「お前に似合うと思って選んだ」
指輪は深い翠にコバルトブルーが混ざったような不思議に美しい色合いをしていた。その指輪を見たフォックスは、俺、雄だよ…?というようにウルフを見た。
ウルフは苦笑して言う。
「指につけなくていい…ただ、それを俺から受け取ったのだと、心のどこかにしまっといてくれ」
うん…分かったよウルフ…と静かにうなずいて、フォックスは指輪を箱に戻しかばんの中へ入れた。
そしてフォックスは、そういえばと言ってウルフを見た。
「どうしてウルフ、刺されてすぐに病院に行かなかったんだ…?」
それを聞いたウルフはまたも苦笑する。
「あの時はな……俺は死ぬと思った。その前にお前に伝えなきゃならねぇと、そう考えただけだ」
嬉しいやら恥ずかしいやらでフォックスの顔は赤くなる。
それを見たウルフはつぶやくようにして言った。
「やっぱりお前は暖かいな」
「毛深くて悪かったな」
頬をふくらましてフォックスは答える。ウルフは苦笑した。
「そういう意味じゃねぇ…ただ、お前の存在が暖けぇと思っただけだ」
…なんなんだ今日のウルフは…。
恥ずかしい事をポンポン口にする。まぁ、たまにはこういうウルフも悪くない。
フォックスはベッドの淵に手をついて、ウルフに軽く口を寄せてキスをした。
血まみれのウルフとした時のように悲しいものじゃない。暖かくてやさしい……
これから先も遊撃隊として生きていくかぎり、こんな事がいつまた起こるかもしれない。
いつ別れの時が来るのか、いつまで一緒にいられるのか……そんな事はわからないし、知りたくもない。
だがもし許されるのなら――
永遠なんて言わないから
どうか鼓動止む その時まで…
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消えてしまった旧サイトに掲載していました話を少々修正&絵を描き直し再アップ。
クリスマスに再アップしようと思い立ったのが23日で果てしなく無謀過ぎました。
もう年末だよ!分割せずに掲載したら苦行ですかと聞きたくなるほど長く…
今年もありがとうございました!
PR
イラスト、小説共に楽しませてもらいました!ありがとうございました(*´∀`)
読んでて泣きそうになってしまいました。
これからも素敵な物語を作ってくれる事を、
勝手ながら期待させて頂きます。